2014-01-26 08:54
朝の遅めの電車の中、横に座った団塊世代とおぼしき男性が、金融商品のパンフレントをチェックしているのを見かけた。
その様子から、銀行もしくは証券会社の窓口に出向いて、これからその商品を買うのであろうと思われたが、肝心の商品がいただけない。ハイ・イールドをうたう債券ファンドで、通貨オプションが組み込まれているもの(いわゆる仕組み債)のようだ。
「そんな商品を買っちゃ駄目だ、駄目だ、駄目だ。」とお節介を言いたい気持を飲み込んで電車を降りた。
「お金の取扱説明書」というようなものはないのだけれど、それに近いものは必要じゃないか。知っていることで避けられる不幸というものはある。(この場合は、確率的事象の期待値として明らかに一方的に不利な賭けをしないこと。)