Masakazu Yoshida

満員電車に乗らない生活

2014-01-15 23:06

満員電車が嫌いだ。まあ、誰も好きな人はいないだろうと思うけれど。

夏は暑いし、冬は着脹れてなおのこと暑苦しい。雨の日ときたら最悪だ。昔、ツイスターというゲームがあったけれど、あのようにアクロバティックな体勢を強いられ電車に揺られるのはつらい。いきおい気持もささくれる。

20年ほど前になるが、東京に住んでいた頃、通勤に使っていた東京メトロ(当時は営団地下鉄)東西線や中央線快速の非常識な混雑具合にはほとほと嫌気がさした。あまりに嫌だったので、事務所ごと北海道に引越し、それ以来、住む場所は変っても、満員電車に乗らない生活が続いている。

電車通勤をしなくなって残念なことを一つだけあげるなら、読書の時間が減ったことだろうか。往復の2時間で新書や文庫の1冊は軽く読めた。SFやミステリーといった「楽しみのための読書」をしていた頃がなつかしい。

満員電車に乗らない生活になってから、フィクションの類はまったくといってよいほど読まなくなってしまった。

(写真は京都駅)