Masakazu Yoshida

詩を書いてみる

2014-05-27 17:45

月一の詩のワークショップに参加することになり、35年ぶりに詩(口語自由詩)を書いている。

6月には詩の合評会を京都の「ほんやら洞」でやることになっているので、そのための作品を提出しなければならないのだ。

もともと私は「詩的な」人間ではない。抒情詩のようなものは書けないと思うし、折にふれて短歌や俳句、川柳のような定型詩を詠む習慣もない。英語の詩は読んでもよくわからない。

ではなぜ詩を書こうと思ったのか。その理由は、今までに一度も真剣に詩を書いたことがなかったから。

私にとって詩を書くということは、人には触れられたくない「やわらかいお腹」を開示するような行為に等しい。仰向けになって、ぷよぷよと弱々しく震えるお腹を見せるのは勇気がいる。正直恥ずかしい。自分によほど自信があるか、なにか勘違いをしない限り書けないものと思っていた。だから書かなかった。

でも、時を経て「なあに、そんなことは所詮大したことじゃない」と思えるようになったので、詩を書いている。